パスポートが本物かどうか、数秒で見分ける方法

パスポートの真正性を確認する方法、銀行や採用担当者向けの検証ガイド。利用分に応じてお支払いください。

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パスポートが何かと誰が発行するのか

パスポートは、持ち主が日本国籍を有する人間であることを証明する公式な身分証明書です。海外旅行や長期滞在の際に、各国の入国審査で提示が求められます。

外務省が発行・管理する旅券であり、ICチップに個人情報と生体認証データが記録されており、改ざんや偽造の防止が施されています。

  • 発行元

    外務省が旅券の発行と管理を担当しており、全国の都道府県の旅券事務所で申請・受け取りが可能です。

  • 身分確認の役割

    持ち主の氏名、生年月日、顔写真、署名などが記載されており、本人確認のために検証する際の重要な拠り所になります。

  • 国際的な認識

    ICAO(国際民間航空機関)の標準に準拠しており、世界各国の入国管理機関で機械読取が可能な統一フォーマットになっています。

  • セキュリティ機能

    ICチップ、セキュリティスレッド、マイクロプリントなど複数の防偽技術が装備されており、偽造品との見分けが容易です。

本物のパスポートはここを見れば分かる

日本のパスポートを手にしたとき、何をチェックすればいいか知っていますか。外務省が発行する公式書類だからこそ、決まった要素がすべて揃っています。偽造品や古い様式との違いを見分けるコツをお伝えします。

  • 顔写真がしっかり印字されている

    旅券の表紙を開くと、氏名欄の隣に本人の顔写真があります。デジタル処理された写真で、背景は白です。写真がぼやけていたり、色が異なったりする場合は要注意です。

  • ICチップが埋め込まれている

    データページ(個人情報が載っているページ)の裏側に、小さな金色の接点が見えます。これがICチップです。2015年11月以降に発行されたパスポートには必ず搭載されています。古い機械読取式だけのものは、もう使えません。

  • 機械読取領域が2行ある

    データページの一番下に、英数字がずらっと並んだ部分があります。これが機械読取領域(MRZ)で、正確に2行です。国際基準(ICAO Doc 9303)に沿っているので、レイアウトが崩れていれば偽物の可能性があります。

  • 有効期限がはっきり書かれている

    データページに『有効期間の終期』として日付が印字されています。18歳以上なら5年または10年のどちらかを選べます。18歳未満は5年のみです。この記載がなかったり、日付がおかしければ疑わしいです。

  • 旅券番号が記載されている

    表紙のすぐ下や、データページに旅券番号があります。この番号は個別に採番されるもので、同じ番号が2冊あるはずがありません。

  • 氏名と生年月日が一致している

    データページに漢字とローマ字で氏名が書かれ、その下に生年月日があります。申請書類と一致していなければ、手続きに問題があった可能性があります。

  • 外務省の公式な製造品である証がある

    用紙の質感、印字のはっきり具合、セキュリティ機能(例えば紙に透かしが入っている)など、細部にわたって厳密に作られています。ページをめくるとき引っかかったり、インクがにじんでいたりすれば、偽造の可能性が高いです。

なぜパスポートの確認が必要なのか

採用面接、金融取引、不動産賃貸契約など、本人確認が求められる場面は多くあります。相手方が提示したパスポートが本物か、有効期限内か、記載内容が一致しているかを確認することは、詐欺や身分詐称のリスクを大幅に減らします。特に金融機関や人事担当者であれば、この確認作業は法的責任にも直結します。

古い機械読取式でないパスポートが存在した時期もあり、2015年11月以降は原則使用できなくなりました。提示されたパスポートが本当に現在有効なものか、偽造されたものでないかを判断する目を持つことが、取引相手を守るとともに、あなたの組織や個人の信用を守ります。

パスポートが本物か、2分で見抜く方法

パスポートを受け取ったとき、すぐに確認すべきポイントがあります。偽造品や古い形式の旅券が紛れ込むことは稀ですが、発行元が外務省かどうか、有効期限がちゃんと記載されているか、ICチップが実装されているかを数分で判断できます。

  1. 1. 顔写真と氏名が実在の人物と一致するか確認する

    パスポートを開いて、データページ(最初の見開き)を見てください。顔写真、氏名(ローマ字と日本語)、生年月日が正確に記載されていますか。写真がぼやけていたり、氏名が印字されていなければ、発行元である外務省に連絡してください。

  2. 2. 有効期限と発行年月日をチェックする

    データページに『発行年月日』と『有効期間』がはっきり印字されているか見てください。18歳以上なら5年または10年のどちらかを選択できますが、記載されている期間と実際の発行日が矛盾していませんか。有効期限を過ぎたパスポートは使用できません。

  3. 3. 旅券番号がデータページに記載されているか

    パスポートの右側に『旅券番号』があります。数字とアルファベットの組み合わせで、通常は2文字(英字) + 7文字(数字)の形式です。この番号がデータページに明確に印字されていることを確認してください。記載がなければ、そのパスポートは使用できません。

  4. 4. データページの下部にある機械読取領域(MRZ)を見る

    パスポートをめくって、データページの下部を見てください。『<<<』で始まる2行の機械読取領域(MRZ)が印字されていますか。これはICPAO Doc 9303準拠の形式で、旅券番号、氏名、生年月日などが暗号化されています。この領域が鮮明に印字されていなければ、パスポートは国際基準を満たしていません。

  5. 5. ICチップが表紙に埋め込まれているか確認する

    パスポートの表紙を見てください。右下の隅に小さな金色または銀色の方形のマーク(ICチップ)がありますか。2015年11月25日以降、外務省が発行するパスポートには必ずICチップが実装されています。これがなければ、古い形式の旅券か偽造品の可能性があります。

  6. 6. 外務省のウェブサイトで発行確認をする

    疑問が残ったら、外務省の公式ウェブサイト(mofa.go.jp)でパスポートの仕様を確認してください。申請場所や有効期間の詳細が掲載されています。不安なら、発行した都道府県の旅券センターに電話して旅券番号を確認してもらうこともできます。

パスポートが本当に有効か、今すぐ確認したい

外務省の公式ページで最新の仕様や申請方法を確認できます。有効期限の判定やICチップの存在確認も含めて、ワンストップで情報を得られます。

外務省 パスポート情報を見る

本物のパスポートと偽造品、その見分け方は

日本のパスポートは外務省が厳格な基準で発行する文書です。偽造品が出回ることは稀ですが、劣化した古いパスポートや改ざんされたものが混在することはあります。ここでは実際に確認すべき細部をまとめました。

  • ICチップの存在確認

    2006年以降に発行されたパスポートには表紙裏側に金色のICチップが埋め込まれています。偽造品はこのチップが欠落していたり、表面に貼り付けられているだけのものがあります。指でなぞると本物は凹凸があり、光に透かすと内部構造が見えるはずです。チップがない、または形状が異常なら即座に疑いましょう。

  • 機械読取領域(MRZ)の2行構成

    パスポートのデータページ下部には英字と数字が詰まった2行の機械読取領域があります。ICAO Doc 9303に準拠した形式で、各行は正確に44文字です。この領域が3行になっていたり、文字がゆがんでいたり、インクが剥がれやすいなら注意が必要です。本物は高精度の印刷で施され、触ってもこすれません。

  • 顔写真の印刷品質と周囲の加工

    顔写真は特殊な印刷技術で埋め込まれており、どの角度から見ても浮き上がったり剥がれたりしません。偽造品は接着剤を使っていることが多く、写真の端が黄ばんだり、触ると動きがあります。また本物の写真周囲には微細な干渉縞パターンが施されており、ルーペで見ると規則正しい波紋が見えます。

  • 有効期間の記載と年号の一貫性

    18歳以上なら5年または10年の有効期間が選べ、18歳未満は5年のみです。発行年から有効期間を計算した失効日が記載されていないパスポート、また西暦と年号(令和など)がズレているものは改ざんの可能性があります。発行日と有効期限を照合し、矛盾がないか必ず確認してください。

  • 表紙と本体の接合部分の強度

    パスポート表紙の背(スパイン)と本体のページとの接合は高度な製本技術で行われています。偽造品や改ざん品は、ページを差し替えるため表紙との接着が不安定になりやすいです。表紙を開き閉じする際、ギシギシと音がしたり、表紙が開きかけになっていないか確認しましょう。

  • セキュリティスレッド(帯状の透光性素材)の位置と質感

    パスポート本体のページには垂直方向にセキュリティスレッド(光に透すと見える帯状素材)が埋め込まれています。本物は厚紙に完全に統合され、指でなぞると段差がありません。偽造品はこのスレッドが欠落していたり、表面に貼り付けられているだけのものがあります。ページをめくるたびに確認する価値があります。

  • 旅券番号と氏名の一貫性

    旅券番号(例: AA12345678)が記載されるページと、その他のページで同じ番号が繰り返し印刷されています。偽造品や改ざん品は、ページごとに番号が異なっていたり、フォントサイズが統一されていません。またMRZ領域に記載された番号が、本文の番号と一致しない場合は間違いなく不正です。

  • 紙質と色合いの均一性

    本物のパスポート用紙は綿繊維を含む特殊素材で、どのページも均一なクリーム色をしています。偽造品は安価な紙を使用することが多く、ページごとに色ムラが出たり、紫外線を当てるとパターンが浮き出ることがあります。複数ページを並べて光にかざし、色の一貫性を確認しましょう。

本物のパスポートと偽造品を見分けるポイント

採用試験の書類確認や賃貸契約、金融取引の本人確認の場面で、相手から提示されたパスポートが本当に正規のものなのか確かめる必要があります。肉眼で判別できる特徴を押さえておくことで、明らかに不自然な偽造品を見抜くことができます。

ここでは、外務省が発行する正規パスポートの特徴と、よく見られる偽造品の問題点を見分けるポイントをご説明します。

正規のパスポートの特徴

外務省が発行する本物のパスポートには、高度なセキュリティ機能が施されています。以下の点が正確に確認できるなら、信頼度は高まります。

  • 表紙と裏表紙が濃紺色で、日本国紋章と『日本国パスポート』の文字が鮮明に浮き出ている。印刷品質が均一で、ぼやけたり掠れたりしていない。
  • 顔写真がプラスチック製のセキュリティラミネートシートで覆われており、指で触ると若干の凹凸感がある。ラミネートの縁が整然としている。
  • 生年月日、有効期間などの文字が明確で、ズレや重複がない。機械で打刻された跡が均等で、手書きのような不規則さはない。
  • 裏表紙下部に機械読取可能な2行のコード(MRZ領域)があり、アルファベットと数字が正確に並んでいる。この領域がかすれていたり、不完全だったりしない。
  • ICチップが右下に埋め込まれており、表面が光沢のある薄いパッドのように見える。周囲に傷や浮きがない。

偽造や改ざんの兆候

以下の特徴が見られたら、そのパスポートは信頼性に問題がある可能性が高いです。細部をよく観察してください。

  • 紙質がいかにも安っぽく、厚みがない、または逆に不自然に厚い。触った感触がプラスチックのような違和感がある。
  • 顔写真の下に黒いインクの汚れや、ラミネートがめくれている、浮いている部分がある。ラミネートの縁がギザギザしていたり、完全に接着されていない。
  • 有効期限の数字が斜めになっていたり、別の日付が透け見えたり、消し跡が見える。複数の層が剥がれかけている。
  • MRZ領域(下部の2行コード)がかすれていて読みにくい、文字が揃っていない、または明らかに後付けされた痕跡がある。
  • ICチップの場所がズレていたり、チップ自体が取り外せたり、表面が割れている。ICチップがない、または金色の接触部が露出しすぎている。

不正な旅券がどの程度出回っているのか

日本国内で偽造旅券や不正に取得された旅券がどの程度流通しているかについて、公式な統計データは限定的です。外務省から公開されている具体的な件数や流通量の情報がないため、この問題の規模を数字で把握することは難しい状況にあります。

ただしご存知のとおり、国際的には旅券を使った詐欺や身分詐称は深刻な課題であり、日本も例外ではありません。あなたが相手方から提示された旅券を検証する際には、こうした背景を踏まえて、細部まで注意深く確認する必要があります。

偽造パスポートに使われる手口を見抜く

旅券の提示を求める場面は増えています。採用面接、賃貸契約、金融取引など、本人確認が必要になるたびに、あなたは文書の真正性を判断する責任を持つことになります。

実際に流通する偽造旅券には共通のパターンがあります。以下の手口を理解することで、明らかに不自然な点を見逃さずに済みます。

  • 顔写真の貼り替えと修正液の痕跡

    最も初歩的な偽造方法は、元の写真をはがして別の写真を貼り付けることです。貼り直された写真の周囲には、糊のしみや圧痕が残ります。また修正液で痕跡を隠す場合、紫外線照射で浮き出てくることがあります。あなたが確認する際は、写真と台紙の境目を斜め光で照らし、はがされた跡や加熱した痕跡がないか観察してください。

  • ICチップの挿入不足または偽造

    現在の旅券にはICチップが必須です。このチップには顔写真や生年月日などが記録されており、不正な改ざんはすぐに判明します。偽造者の中には古い機械読取式旅券の外装を流用し、劣化したICチップを埋め込むか、まったく機能しないチップを挿入する者がいます。専門の読取機がない場合でも、チップが浮いている、カバーが浮いている、あるいはグラついているなら要注意です。

  • 機械読取領域(MRZ)の印字ズレと文字の歪み

    データページ下部の機械読取領域は、ICAO規格に厳密に従う必要があります。この領域の文字は極度に正確な配置と大きさが求められます。偽造品では、この部分の印字がわずかにズレていたり、文字の太さが不揃いだったりします。横一直線に3行(またはそれ以上)揃っているか、肉眼でもチェック可能です。

  • 旅券番号の矛盾と通し番号のパターン

    旅券番号は外務省が発行時に付与する一意の番号です。データページに記載された番号と、MRZ領域、表紙の番号が完全に一致することは基本条件です。複数箇所の番号を拡大鏡で比較し、同じ数字であることを確認してください。印字の濃淡や深さが異なれば、後から刻印されたか、貼り付けられた可能性があります。

  • セキュリティスレッドと透かしの完全性

    旅券には光に透かしたときに見える特定パターン(透かし文字)と、埋め込まれたセキュリティスレッドが含まれています。これらは本物の旅券では一体化しており、分離や修正は困難です。光にかざしたとき、透かしが歪んでいる、スレッドが浮いている、または印字がはっきりしないなら、改ざんされた可能性があります。

  • 記載事項の手書き加筆と修正跡

    氏名、生年月日、署名は通常、公式な印刷・機械刻印のみで記載されます。これらが手書きされていたり、ボールペンで追記されていたりする場合は、直ちに疑ってください。また、修正テープで上から塗られたり、二重線で消されたりしている箇所があれば、その旅券は改ざんされています。

  • 有効期間の矛盾と期限切れの再利用

    18才以上の場合、発行日から見て有効期間は5年または10年です。18才未満なら5年のみです。提示された旅券の有効期限が現在の日付より前であれば、その旅券は失効しており、その時点で本人確認に使用できません。同時に、古い旅券の有効期限部分に新しい日付が重ねられていないか確認することも重要です。

  • 用紙の色合いと質感の違い

    旅券用紙には特定の素材と色が使われており、手触りと耐久性に特徴があります。偽造者が通常の印刷用紙や低グレードの用紙を使う場合、全体的に厚みが違ったり、色が不自然だったり、握ったときの感触が異なります。あなたが複数の旅券を比較する機会があれば、用紙そのものの質感の違いに気付くはずです。

偽造パスポートを見つけたときの対応方法

パスポートを確認する際に、本物ではないと感じたら、すぐに行動を起こす必要があります。採用試験の応募者、ローン申請者、賃貸契約の相手方など、どのような場面でも対応の基本は変わりません。疑わしい点が見つかったら、どのように対処すればよいでしょうか。

  • 外務省に確認申請を行う

    提示されたパスポートが本物かどうか確認したい場合、外務省に照会することができます。パスポート番号、氏名、発行年月日などの情報をもとに、本物のパスポートが発行されているかどうかを確認してもらえます。この照会は無料で行えます。相手方に直接問い合わせるのではなく、まず公式機関を経由することが重要です。

  • ICチップの読み込みを試みる

    本物のパスポートにはICチップが搭載されており、専門の読み取り機器を用いて本物であることを確認できます。あなたが企業のHR担当者、銀行員、または公的書類の検証に関わる立場であれば、読み取り機器を使って確認することが可能です。ICチップが読み込めない、またはデータが一致しない場合は、偽造の可能性が高まります。

  • 機械読取領域(MRZ)を目視で検査する

    パスポートのデータページ下部には、ICAO Doc 9303準拠の機械読取領域が印刷されています。フォントが不自然、インクが滲んでいる、印刷のずれがあるなど、明らかな印刷品質の問題がないか確認してください。この領域が鮮明でなければ、本物ではない可能性があります。

  • 警察に通報する

    偽造パスポートが疑われる場合、躊躇なく警察に通報してください。パスポートの偽造は詐欺罪や文書偽造罪に該当する重大な犯罪です。あなたが相手方と直接交渉する必要はなく、法執行機関に委ねるべきです。通報時には、相手方の詳細情報、どのような場面でパスポートを提示されたか、可能であれば写真や複写を用意しておくと良いでしょう。

  • 疑わしい場合は契約や採用を先延ばしにする

    あなたが人事採用、賃貸契約、金融取引などの決定を下す立場にあれば、パスポート確認が終わるまで契約を進めないことが基本です。相手方に『確認作業が必要なため、少しお待ちいただけますか』と丁寧に説明し、時間を稼いでください。このプロセスは法律上も慣例上も正当です。

パスポートの提示を求めることはできるのか

相手がパスポートを持っているかどうか、あなたが確認を求めるかどうかは、その場面や目的によって異なります。採用試験での身分確認、賃貸契約、金融取引、あるいは取引先との信用調査といった場面では、パスポート提示の根拠が必要になります。相手が本当に本人であるかを確かめたいときに、どう行動すればよいのかを見ていきましょう。

外務省が発行するパスポートは、国際的に認められた身分証明書です。ただし提示を強制することはできません。相手が提示に同意したうえで、あなたがそれを確認する際には、情報の取扱いに注意が必要です。

  • 採用・人事場面での確認

    人材採用時に身分確認が必要であれば、候補者に対してパスポート提示を求めることができます。ただし本人の同意があることが前提です。確認後は、個人情報として適切に管理してください。受け取った情報は採用判断の範囲でのみ使用し、それ以上の目的で保持したり第三者に渡したりしないようにしましょう。

  • 金融取引や契約時の身分確認

    銀行口座開設、ローン申し込み、保険契約といった場面では、金融機関側から身分確認書類の提示を求められることが通常です。この場合、相手側に求める根拠があります。あなたが第三者として相手の身分を確認したい場合も、まずは相手の同意を得てください。確認後、取得した情報は契約・取引の必要期間内に限定して保管し、不要になったら適切に破棄してください。

  • 不動産賃貸や売買での確認

    賃貸物件の契約者や購入者の身分を確認するため、パスポートを含む身分証明書の提示を求めることは一般的な慣行です。その際は相手に提示の理由を明確に説明し、同意を得ましょう。取得した住所、生年月日などの個人情報は、契約に必要な期間の範囲でのみ保管します。賃貸期間終了後や売買完了後は、情報を適切に処理してください。

  • 一般的な商取引での確認

    相手を初めて知る取引先や大口顧客との契約では、身分や信用を確認する必要が生じることもあります。この場合も相手の同意があってから、パスポート情報を確認します。確認内容は当該取引に限定し、他の目的での利用や保管はしないようにしてください。

旅券を正規の手続きで取得するにはどうするか

相手が提示する旅券が本物かどうか判断するうえで、外務省がどのように旅券を交付しているかを理解することは重要です。正規の取得手続きは決まった流れに従っており、その流れを知ることで、書類の信頼性を見極めやすくなります。

人材採用、金融業務、不動産取引、法務など、あなたの職務上相手の身分確認が必要な場合、実際の取得プロセスを把握していれば、偽造や不正行為を防ぐ手がかりになります。

  1. 必要書類を揃える

    申請者は戸籍謄本、住民票、顔写真など複数の公的書類を用意する必要があります。これらの書類は市区町村で取得するものが大半で、偽造が極めて困難な公式文書です。相手が正規ルートで旅券を得ているなら、こうした基礎となる書類を提出済みということになります。

  2. 都道府県の旅券窓口に申請する

    旅券の申請は、申請者の住所地を管轄する都道府県の旅券課または旅券窓口でのみ受け付けられます。外務省の管轄下にある各窓口は政府のネットワークで繋がっており、申請内容は一元管理されます。つまり、二重申請や不正申請を検出するシステムが整備されているということです。

  3. 身分確認と申請者本人による署名を受ける

    窓口担当者は申請者の顔を見て本人確認を行い、署名を取ります。この場で申請者と書類が一致することが確認されるため、偽造旅券が窓口から発行される可能性は極めて低くなります。また、申請者本人が署名欄に直筆で記入する仕組みになっています。

  4. ICチップと機械読取領域(MRZ)を搭載した旅券が交付される

    現代の旅券には、ICAO Doc 9303の国際基準に準拠したICチップと機械読取領域が組み込まれています。これらは高度なセキュリティ技術で保護されており、一般的な偽造手段では複製不可能です。相手が提示する旅券にこれらの要素が備わっているかどうかは、真正性を判断する重要なポイントになります。

  5. 旅券番号で照合可能な状態になる

    交付された旅券には旅券番号が付与され、外務省のシステムに記録されます。正規ルートで取得された旅券であれば、その番号は外務省の公式データベースに登録されているはずです。不正な旅券や偽造品は、この照合過程で検出される仕組みになっています。

パスポートの有効期限、いつまで使える?

パスポートをもらったら、そこに書いてある有効期限までの間、海外渡航に使えます。ただし年齢によって選べる期間が違うので、申請時に確認しておく必要があります。

  • 18歳以上なら10年か5年か選べる

    大人になれば、10年有効のパスポートと5年有効のパスポートの両方から選択できます。長く使いたいなら10年版、更新手続きを早めに済ませたいなら5年版というように、自分の都合に合わせて決めます。

  • 18歳未満は5年のみ

    17歳以下は5年有効のパスポートしか取得できません。18歳の誕生日を迎えた後に新規申請すれば、そのときに10年版も選べるようになります。

  • 有効期限の終わり近くは更新手続きを

    期限切れのパスポートでは出国できません。海外渡航の予定がある場合は、有効期限をパスポート左上のデータページで確認し、期限が6ヶ月以上残っていることを目安にしておくと安心です。

  • ICチップ搭載で偽造防止

    現在のパスポートにはICチップが埋め込まれており、ICAO Doc 9303の国際基準に準拠しています。2015年11月25日以降、機械読取機能のない旧型パスポートは原則として使用できなくなっているため、古いパスポートを持っている場合は早めに切り替えましょう。

パスポート確認の手順を見る

パスポートについてよくある質問と確認方法

一般旅券は成人で10年間、未成年で5年間が有効期限です。パスポートの顔写真ページを見れば、右下に「有効期限満了日」と記載されているので、そこで確認できます。期限が切れたら更新手続きが必要になります。

まずは警察に遺失届を出して、その後にパスポートの再発行申請を市区町村の窓口か旅券事務所でしてください。警察からの遺失届受理番号が必要になるので、手続きはスムーズに進みます。再発行には通常1週間から2週間かかります。

一般旅券の新規申請には、戸籍抄本、住民票、顔写真、本人確認書類、旅券用申請書が必要です。窓口や旅券事務所で詳しく教えてくれますし、ウェブサイトにも必要書類の一覧が掲載されているので事前に確認しておくといいですよ。

有効期限の1年前から更新申請ができます。有効期限が迫っていなくても早めに更新しておくと、海外旅行の計画がスムーズになります。窓口での手続きは30分から1時間程度で完了することがほとんどです。

パスポートは国際的な身分証明書で、海外への渡航に必要です。一方、国内では運転免許証やマイナンバーカードが身分証明書として使われることが多いです。パスポートは外国との行き来をするときに初めて本格的に活躍する書類ですね。

パスポート用の写真は縦4.5cm、横3.5cm、背景は白で、顔全体が写っていて眼鏡や帽子は外すルールです。申請窓口の近くに写真館がある場合が多いので、規格に合った写真を撮ってもらうのが確実です。スマートフォンで撮った写真は使えませんので注意してください。

成人の一般旅券は10年で16,000円、5年で11,000円です。未成年は5年で6,000円かかります。手数料は都道府県によって若干異なる場合がありますので、申請前に最寄りの旅券事務所で確認すると正確ですよ。

パスポートの真正性を確認する

提示された旅券が本物か、有効期限内か、改ざんされていないか確認しましょう。

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